2022年4月。すでに台風1号が発生しました。
台風や大雨というと多くの水災害を引き起こした2019年の大型台風を思い出してしまいます。
ここ伊万里でも2019年の台風被害はものすごく、雨漏りや屋根の破損などの被害で火災保険の申請相談が相次ぎました。
加入している火災保険の内容をチェックしておくことも大切ですが、台風や大雨になると今までしていなかった雨漏りが急に発生してしまったり、屋根が吹き飛んで近所の家を破損させてしまうなど大きな被害が1度にやってきます。
台風の後には、雨漏り修理や屋根の修繕などの工事の依頼が殺到しリフォーム業者も大慌てです。
台風後の修繕や補修依頼で多いケースとしては
などが挙げられます。
どれも住宅にとっては大きな被害ばっかりです。
こんな被害を少しでも抑えるために、台風シーズンの前に我が家の点検をしてみてください。
まずは誰しもが不安になる屋根まわりをチェックしていきましょう。あわせて雨どいも大切な部位です!
被害の多さからいうと屋根に被せてある金属の屋根がめくれ上がる、外れて落ちる、強風でそのまま飛んでいくというケースが目立ちますので、築15年以上の住宅は特にしっかり確認しておきましょう。
屋根板金がなぜ強風で飛んでいくかというと、原因はそれを留め付けてある下地の木材にあります。
古くなると木材は痛み、留めてある釘が抜けやすくなっているのです。そのほかにも具体的に挙げてみます。
このように素人でもチェックできることはありますが、決して自分で屋根に上がったりましては修理をしようなどとは思わないでください。あくまで目で見るだけです!!!
高所の点検・修理は非常に危険です。さらに屋根には歩いていい場所そうでない場所もあり、万が一劣化が進んでいた場合雨漏りの原因を自分で作ってしまうことになりかねません。
必ず、雨漏り修理の業者や屋根の専門家に依頼してください。お約束です!
「雨漏りは屋根から起こる」と考えがちです。ですが台風などの強い風をともなう雨は、巻き上がり普段では入らない場所へ侵入してしまうのです。
「普通の雨はそうでもないのに台風や強風の時だけ雨漏りする」という場合はこのような原因が考えられます。
住宅は外壁で覆われ一見すき間なく見えますが、外壁の材料などによっては継目がたくさんありコーキングという専用のボンドで埋められているだけなのです!
そのコーキングが劣化すると住宅はすき間だらけの穴だらけ。横殴りの雨を受けると簡単に雨漏りが発生してしまうのです。
屋根と壁の次は「窓」。
台風にはものすごいパワーがあり、巻き上げる力もあるので瞬間的には重たいものも軽々と吹き飛ばしていくことがあります。
植木鉢、すだれ、洗濯物干しなどは飛んでいきやすく、お隣の壁にぶつかったり車を傷つけたりしてしまいがち。
万が一、人に当たってけがをさせてしまうと大変!
リフォーム以前に基本的な事ですが、台風前には飛びやすいものを家の中にしまっておきましょう。
雨戸のガタツキや網戸のガタツキの原因は戸車やレールの劣化が原因が多いので、リフォーム業者に頼んですぐに交換してもらうのが得策です。簡単な工事で大きな事故が防げるならそれに越したことはありません!!!